· 

犬の膀胱結石

以前は猫の尿石について書きましたが、ここに来て犬の尿石を伴った膀胱炎も何頭か御来院頂いております。

 

ここでは猫にも多いストルバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)結石について述べたいと思います。

 

猫では多くは体質的に出来ると思って結構です。なので長期の餌での管理が必要となります。

 

犬では細菌性の膀胱炎から結石が出来ることが多いです。

それゆえ食事管理と共に細菌を叩く治療が必要となります。

また、結石に細菌が閉じ込められていることも多く、結石を溶かすと細菌が出てきてしまい再発となることもあります。

ですので、お薬を飲み終わった頃に再度尿検査をお願いしています。

飲んでたら調子良くなったので放っといたら、数カ月後に石が尿道に詰まっておしっこが出なくて手術となる事も何度かありました。(オスの場合、尿道が長く途中に陰茎骨があるので詰まりやすいです。もちろん大きければメスでも詰まります。(猫で1頭経験しました。))

 

完治までしっかりと餌と検査と服薬をぜひともお願い致します。