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猫汎白血球減少症

久しぶりに、この感染症の猫が来院しました。

 

名前の通り、白血球の数が激減し、嘔吐、下痢(血便など)を起こすウイルス(パルボウイルス)性の感染症です。

白血球は体を守る細胞です、例えて言うと警察や自衛隊です。

この細胞が無くなるとバイ菌など悪い者から身体を守れない状態になるので、敗血症などによって亡くなってしまう死亡率の高い感染症です。

 

また、このウイルスはアルコールなど一般的な消毒剤では殺菌できません。次亜塩素酸(ハイターなど)が必要な上、体外でも半年以上不活化せず、感染能力を保っていられます。

 

犬でも同じ症状を起こす同類の感染症があります。

 

猫では3種混合以上、犬でも4種(当院では5種から)以上のワクチン接種で予防できます。

未接種または数年来未接種の犬、猫は接種をご検討下さい。