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芽殖孤虫

ペットの寄生虫も色々ありますが、今回は人の寄生虫のお話です。

寄生虫学は苦手な科目で追試を受けて単位を頂きました。

なにせ覚える量が膨大で、原虫、吸虫、条虫、線虫、外部寄生虫、名前、生活環、成長過程での名称、中間宿主(数種類あることも)、待機宿主、終宿主。

 

もう、犬猫に関するもの以外は極めてあやふやです。

犬猫でも見たことのないものもあります。開業するまではマンソン裂頭条虫と猫条虫は経験がありませんでした。(東京で勤務してたもので)

同級生は東洋眼虫が犬に寄生してたのを診察したそうです。私は経験がありません。

 

ですが、語り口が面白いので勉強の一環?で藤田紘一郎先生の本などは何冊か読んだ中でいまだに正体のわからない寄生虫が居て治療法も感染経路も終宿主も判明していないと知り、現代でもそんな事があるんだなあと覚えていた寄生虫が芽殖孤虫です。

 

その正体が遺伝子解析で判明したそうです、4ヶ月前に。

 

マンソン裂頭条虫が人間に寄生するとマンソン孤虫症を発症するのでそれの近縁じゃないかとおもわれたそうですが、全くの新種だそうです。正体がわかったと知って、

えーーーーーっと久しぶりに声を上げてしまいました。

なんせ、症例が少ないので40年間、日本でマウスに寄生させて保存してたそうです。

 

でこのブログを書いてて、藤田先生の名前を最近お聞きしないなあと思って検索したら芽殖孤虫の報道発表の数週間前にお亡くなりになっていました。

えー、、、、っと二重に驚いております。。。

 

念の為に記載しますが、犬猫に寄生しているマンソン裂頭条虫からヒトへは直接寄生しません。

ミジンコやカエル、蛇、などの生食、または傷口からの感染などは気をつけましょう。