パルボウイルス感染症

現在、子犬がこの病気で入院中です。

パルボウイルス感染症は、白血球が極端に少なくなり、酷い胃腸炎(出血性の下痢など)を起こす非常に怖く、死亡率の高い伝染病です。

感染源は日本の至る所にウイルスが存在し、アルコールや日光など通常の消毒剤は無効な上、生体外でも半年以上の感染性を維持出来る非常にやっかいなウイルスです。消毒には塩素系の漂白剤などが必要です。

猫でも同じ伝染病があります。

 

通常ワクチンをちゃんと接種しておけばまず心配することはありません。

入院中の子犬もワクチンは接種しているのですが、免疫を獲得する前に感染し、発症してしまいました。

ワクチンを子犬~1歳までにしっかり接種している犬の抗体価が下がっていると言う個体はいない印象がありますが、数年間ワクチン未接種でジステンパーや伝染性肝炎は抗体が低い個体が散見されます。

義務ではないのですが、成犬、成猫でも年1回、もしくは数年に1度はワクチンを接種しましょう。