以前にも載せたのですが同じように事故で下顎間結合の骨折(離開)の猫です。 肝臓の数値が悪かったので2日間点滴をしてからの手術となりました。 麻酔をかけてしっかりと診てみると上顎(硬口蓋)にも亀裂がありました。 鼻血も酷かったかったので外傷性の口蓋裂からもあったのでしょうか。 が幸いなことに肉芽が増殖し、傷がふさがってきています。...
猫は放し飼いにされている方が多いので交通事故に合う確率は高いです。 頭を強く打たれてると下顎の真ん中から骨折(厳密には骨折ではないのですが)することが多々あります。 先日今年3頭目くらいの下顎の骨折が来院しました。...
ここ3週間位でマンソン裂頭条虫の症例が4匹来院されています。 すべて猫なのですが、放し飼いや拾った猫達です。 犬も寄生されますが、カエルを食べる環境がないと寄生されないので来院は圧倒的に猫が多いです。...
今月は熱中症の症状を呈する症例が犬猫とも1頭来院されました。 犬の子は回復して退院できましたが、猫は亡くなってしまいました。 ただ、猫は来院時41.7℃、痙攣、血便の下痢、低血糖、肝臓、腎臓の数値の悪化の状態を長時間経過してしまってからの来院でした。...
最近2頭、猫がくくり罠(?)に掛かって足先を壊死してしまった症例が来院されています。 壊死した部分は治りませんので、切断しないといけないのですが、人間のように部分的な切断だけだと残った部分に損傷を受けて合併症を起こす場合が多いので足全体を切断(断脚)するようになります。...
HPのトップページに載せてた物と同じ内容をブログに移動させました。
貧血は血液の中の赤血球の数や割合(ヘマトクリット)、血色素量などが減る事なのですが、 貧血と言われても色々な原因があります。 最近、貧血の症例が重なったので思う所を書きます。 動物の貧血の指標は血液中の赤血球の割合(ヘマトクリット)でまず判断します。 人では血色素量(ヘモグロビン)ですか。...
ここ半年で猫のスネの骨折の症例が何故か続いています。 放し飼いの猫なので事故でしょうが、こんなに続くのは初めてかも。 同じ病気が続くと、勤務時代は伝染性~~と冗談交じりに呼んでましたが、 うちの規模の病院でこれだけ続くと、これは当地域に猫伝染性脛骨腓骨骨折症候群が流行しているみたいです。...
猫を完全室内飼育におすすめするのには、伝染病予防や事故防止などによる事が主です。 が、今回のこの写真の猫ちゃんは、毛にフケのようなものがあります。 これ実は「虱(しらみ)」です。正式な和名はネコハジラミです。 毛に卵が多数付着してます。 また、耳の中には「耳ダニ(ミミヒゼンダニ)」も寄生していました。...
犬の妊娠出産、、、ってはっきり言って苦手です、でした。 妊娠させたいと言われて排卵日を推測するには古典的な膣の細胞診に頼っていました。 まあ、大まかな状態はわかります。 が、今適期ですと言っても当たる?ことも多くありませんでした。...