院内設備

都会の病院と比較されると見劣りすますし、比較対象によっては自己満足の吐露と言う感じで好みではないのですが、当院の現状の設備です。(´・ω・`)

超音波診断装置。

リアルタイムで、お腹の中や心臓を観察できます。

下のドライケムV3500が保管部品がなくなり次第修理不可との事で泣く泣く新型に変える事と相成りました。(最大限の割賦です。)

 

同じくドライケムNX500V(右の大きい方)です。

 

3500に比べて一回に測れるチップが倍になり、多数の項目を調べる時間が短縮されます。(待ち時間が少し減ります。)

 

3500もあるので2頭同時に今の所は検査できる体制です。(壊れるまでですが、、、)

 

ついでに、、、と言うほど(当院にとっては)気軽な値段ではないのですが、甲状腺機能、副腎皮質機能、肝臓機能、妊娠出産に関するホルモン検査の検査機器IMMUNO AU10V(左)を導入いたしました。ホルモン測定は検査所(東京)に送っていたのですが、

 

ある程度の事は院内で検査できるようになりました。

 

特殊検査が必要な症例は検査所の休み前や休みの時に来院される事が多いのですが、うちだけですか?

 

20年間愛用しておりました血液化学検査装置、ドライケムV3500(古い型番)です。

(測定項目に違いはありませんが時間が少しかかります。)

何回かの修理を経て現役ですがスタメンから外れました。

開院依頼の相棒なのですが、製造中止~修理不可に変わるとの事でスーパーサブとして、ブルペン、ベンチを温める様になりますが、現役続行とします。

遠心分離機(左)

ヘマトクリットや沈渣の検査に。

 

自動血球計算器(右)

血球の数、赤血球の割合、血色素の量、赤血球の大きさや赤血球当りの血色素の量を検査します。白血球の分画はしてくれないので、塗抹標本を作って数えています。(待ち時間が少しかかりますが、問診しながら数えてたりします。)

手術用血管シーリング装置(LigaSure™)

従来、血管を切る時は手術用の糸で縛って切っていましたが、

縛らずに電気的に凝固止血してくれるので早くて、安全です。特に腫瘍や腹部の脂肪に隠れた血管に対して有効です。(過信は禁物なのですが、、、)

他に電気メスを使用します。

もちろん、全部これで止血してるわけではなく糸(ほぼナイロン単糸)も使います。絹糸は出来る限り避けていますが、状況によっては使用します。

皮下や筋肉などは合成の吸収性の縫合糸を使用します。

通常の場合、避妊、去勢手術は通院や抜糸での来院は不要です。(異常がある場合はその限りではございません。)

麻酔モニター、麻酔器、人工呼吸器です。

安全な麻酔を心がけています。

心電図、血中酸素飽和度、呼気中の二酸化炭素濃度、心拍数、麻酔濃度などを教えてくれます。(血圧体温も測定できますが常時使用はしておりません。)

吸入麻酔薬はイソフルランを使用しております。

右下隅に手術台が見切れていますが、新調しました。(新調と言っても新品ではなく展示品、デモ機、現品限りってやつです)

上下、前後への移動、左右の移動、頭、尾側上がり、左右肩上がり等が出来ます。

ただ、普段は腹部の手術(避妊去勢等)なのでほぼ固定位置で使用しててその機能は不必要なのですが、肛門付近の手術や口腔内の処置には活躍します。時折ですが(´・ω:;.:...

レントゲン室とレントゲン装置。

 

透視(リアルタイムで見ること)もできます。できますが、使用はかなり限定的です。

 

整形外科のみではなく呼吸器の診察にも活かしていきたいと思います。

CR(デジタルのレントゲン)の現像装置。デジタルでモニター上に画像がでます。(下記に記述してます。)

以前はフィルムと現像機を使ってたのですが、

震災以降不調になり、現像機が生産中止との事で泣く泣く導入しました。(水道代が2倍近く跳ね上がったのもこのせいでした(;;))

そのため、無駄にスペースが余ってます。

長所;デジタルなのでコントラストや拡大など調整できて撮り直しがほぼ無い。

 暖機運転や水洗のための水道代のコストがかからない。

 レントゲンの管理がとても楽になりました。

 短所;初期に比べて価格が下がったとは言え当院ではリース代がボディブローのように効きます。(・・;

 

診察室の患者様側より見た景色。

中央がCRのモニターです。

これでレントゲン像を見たり、病気や治療の説明をしてます。

 

(モニターの使用頻度)

レントゲンの診断 <<説明 <<電子カルテ入力 ですが。。。

 

上の本棚にCR用のパソコンと以前使用してた病気の説明用まとめがあります。

下のノートパソコンで説明や顕微鏡、耳鏡の映像をモニターに出力しています。

(最近、自作電子カルテ入力がメインになりました。)

この配線は友人の獣医師や薬品の卸担当者やネットなどで質問しまくったのですが、ほぼ独学でやっと出来ました。ごちゃごちゃした配線はその結果です。

 

顕微鏡

検便、検尿や皮膚の検査、細菌の検査、血液塗抹、細胞診の観察に使用します。

上の銀色の筒に黒い物とそれからコードが出てますが、それから顕微鏡の映像が上記のモニターに画像が映し出されます。

その上のドライヤーは血液塗抹や標本などを乾燥させるために使用してます。

ライターは細菌や真菌の染色する前の火炎固定をする時に使用します。

決してタバコ用ではありません。(禁煙継続中です。)

皮膚局所凍結治療器(CryoPen®)

小さなイボ等を凍らせて壊死させます。

 

長所;麻酔が要りません。

   

短所;病理検査しないままの治療は悪性などの場合取り返しの付かないことになる場合があります。

ちょっとでも大きいと難しいです。数回通院が必要なことがあります。出血することがあります。

毛が生えないことがあります。

尿化学分析装置を導入しました。

従来は検査用試験紙を目視で確認しておりましたが、自動で行ってくれます。

導入の最大のきっかけは、簡易ながら尿蛋白クレアチニン比を表示してくれる機能です。

(それは何だとお思いでしょうが、腎臓の機能の評価をしてくれるものと思って下さい。)

 

 従来は検査所へ送って依頼しておりましたが、その場である程度の判断ができるようになりました。

 

長生きをする動物が多くなってきた中で、慢性腎臓病になるペットが増えております。

 

フィラリア検査や健康診断の血液検査に加えて、腎臓機能の評価には尿検査による早期発見が重要になります。

ガス滅菌装置

プラスチック等の熱に弱いものでも滅菌できます。

例)電気メスやリガシュア(本来使い捨てですが、1つ5~6万くらいするので再利用してます。)等のプラスチック器具、点眼容器、カテーテル類など。

高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)

鋼製の手術器具やガーゼはこちらで滅菌します。

その他、電気メス、デジタル(簡易)耳鏡、超音波スケーラー(歯石除去や猫の尿道結石の除去に使用)、マイクロエンジン&サージタルソー(歯科、整形外科、手術用の鋸に使用)、解析機能付心電計、紫外線消毒器、遠隔監視カメラ、自動点滴装置&シリンジポンプ(輸液、薬剤投与に使用します)、超音波洗浄機等を揃えています。

 

内視鏡は前世代のマイクロファイバー式の太い径なので、胃瘻チューブ等(ある程度の大きさ以上の動物)位に使用する程度までです。

食道に詰まった食べ物を押し込むことにも使いました。