年始から3頭、犬の子宮蓄膿症の症例が来院されております。 犬の子宮蓄膿症の多くは、発情後1~2ヶ月で発症することが多く、子宮の中にバイキンが入って膿を貯める状態になります。原因は排卵後の持続的な黄体ホルモンの分泌にあります。...
未去勢のオスに多い病気は色々ありますが、今回は前立腺のお話です。 前立腺の肥大、膿瘍、嚢胞、炎症の犬の排尿困難からくる慢性腎臓病の子が2例いました。 前立腺は膀胱の尾側に尿道を囲むように存在していますが、 ヒトと同様に中年以降に肥大し、排尿困難になりことがあります。 繁殖を考えないのであれば早期の去勢でほぼ予防可能です。
以前は猫の尿石について書きましたが、ここに来て犬の尿石を伴った膀胱炎も何頭か御来院頂いております。 ここでは猫にも多いストルバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)結石について述べたいと思います。 猫では多くは体質的に出来ると思って結構です。なので長期の餌での管理が必要となります。 犬では細菌性の膀胱炎から結石が出来ることが多いです。...