今年初の熱中症疑いの犬が来院されました。 水冷、風冷してクーリングしました。 血液検査は軽度の白血球の増加、軽度の肝酵素の上昇を認めました。16歳、狂犬病以外の予防はされていません。 多分、状況的には熱中症だと思うのですが、感染症を否定して良いんですか?って尋ねられると断言できません。 今、人ではコロナの再流行が始まっていると聞きます。...
伝染病じゃないのにあまり多くない病気が続くことがあります。 ブログ上では膀胱結石、消化管内異物が続いています、、、 で今回は糖尿病です。 糖尿病は血糖値が異常に高くなる病気ですが、犬の場合はヒトで言うⅠ型糖尿病なのでインスリンの注射が必須となります。 ここ一ヶ月で2頭糖尿病のワンちゃんが来ました。...
ワンちゃんの膀胱結石はいろんな種類と大きさが認められますが、今回の子は1個で大きかったです。 小さくて複数ある方が大変です。
つい先日尿道結石の犬の症例のブログを書いのたのですが、子犬で尿石症の症例が来られました。 初診時(約2ヶ月)は犬回虫症だったのですが、その時から頻尿があったそうです。 で尿を検査のため持参していただいたのですが、ストルバイト結晶が多数認められまいた。 2ヶ月齢の犬に尿石症?????? 初めての経験です。...
先日、先輩から雄犬の尿道結石が動かないけど何か良い方法がないか?との連絡がありました。 実はその前に同じ様な症例が来ていまして、尿道結石で排尿できない、かかりつけがお盆休みで処置をして欲しい。との症例が来ていました。...
避妊していない雌犬が大体中年~老令になり、発情後1~2ヶ月後に食欲、元気が減退してお水はいっぱい飲んでるなんて言う場合、大体子宮に膿が溜まっている病気のことが多いです。 排卵後、卵巣に黄体が出来て黄体ホルモンが分泌されます。妊娠していなければ黄体は退行して無くなるのですが妊娠もしていないのに黄体ホルモンが出続けるとこの病気になります。...
長さ数cmの寄生虫ですが、駆虫がされていないとひどい下痢が長期間続くことがあります。 久しぶり(数年ぶりか?)に鞭虫卵を検出しました。
年始から3頭、犬の子宮蓄膿症の症例が来院されております。 犬の子宮蓄膿症の多くは、発情後1~2ヶ月で発症することが多く、子宮の中にバイキンが入って膿を貯める状態になります。原因は排卵後の持続的な黄体ホルモンの分泌にあります。...
未去勢のオスに多い病気は色々ありますが、今回は前立腺のお話です。 前立腺の肥大、膿瘍、嚢胞、炎症の犬の排尿困難からくる慢性腎臓病の子が2例いました。 前立腺は膀胱の尾側に尿道を囲むように存在していますが、 ヒトと同様に中年以降に肥大し、排尿困難になりことがあります。 繁殖を考えないのであれば早期の去勢でほぼ予防可能です。
以前は猫の尿石について書きましたが、ここに来て犬の尿石を伴った膀胱炎も何頭か御来院頂いております。 ここでは猫にも多いストルバイト(リン酸アンモニウムマグネシウム)結石について述べたいと思います。 猫では多くは体質的に出来ると思って結構です。なので長期の餌での管理が必要となります。 犬では細菌性の膀胱炎から結石が出来ることが多いです。...